9月13日に室町シュトラッセで「webっちゃ! Vol.20」を開催しました。
今回は「WCAG 2.0(JIS X 8341-3:2016) 適合レベルAの達成を考える」ということで、アクセシビリティがメインテーマ。
当日のイベントレポートです~。
当日の様子
2020年のオリンピック開催に向けてWebサイトのアクセシビリティ対策は必須になっていくと言われてます。
今回は田村くん( @tamshow_ )がアクセシビリティ対策についてのポイントを色々と語ってくれました!
田村くんは「誰もが使いやすいWebサイトを作ることが目的」と言っていたのですが、ホントにそうだなーと。
アクセシビリティ対策せねば!と思っても「何からやればいいの?」は悩みだと思うので「まずは現実的な適合レベルAの達成を目指そう」という話はすごく共感できました。
「アクセシビリティ評価ツール」なども提供されているので、適切なアクセシビリティ対策をやっていきたいですね。
当日話してくれた内容をまとめたブログはこちら。
http://www.tamshow.com/entry/2017/09/13/175629
当日のツイートまとめはこちら。
webっちゃ! Vol.20
https://togetter.com/li/1150898
発表内容
私はMicrosoftが提供しているCognitive ServicesのComputer Vision API(画像分析)を利用した「適切なalt属性とは?」を自動生成した文章から考えてみよう、なお話をしました。
Computer Vision API(画像分析)の自動生成した文章をそのまま使うのはまだ少し厳しい部分がありますが、「その画像内で何がポイントなのか?(説明する必要があるのか)」はわかるかなと。
今回はDEMOやりまして、実際に自動生成したのはこのような感じ。
リスの画像解析 = 「テーブルの上のリスのクローズアップ」 #webcha
— たむしょう@はらへり (@tamshow_) 2017年9月13日
ケーキの画像を解析 = 「木のテーブルの上の皿上のケーキの一切れ」 #webcha
— たむしょう@はらへり (@tamshow_) 2017年9月13日
このまま使うのはちょっと…ですけど、キチンと画像のポイントになる部分は抑えてるかな?という感想を参加者の皆さんにもらいました。
このような技術をうまく使うことで、alt属性が思いつきにくい写真でも適切なalt属性を作る手助けになるのでは?と思います。
当日のセッション資料はこちら。
最後に
Cognitive ServicesもLogicApps(もしくはMicrosoft Flow)といった技術を組み合わせると、ノンコーディングで利用できるのでプログラマではないWeb制作者でも便利機能を活かすことができます。ぜひ試してみてください!
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