このブログもそうなのですが、個人で運営しているWebサイトの中にはサービス名がAzure WebAppsになる前のWebSitesの頃から運用し続けているサイトがありまして。
当時からFTPを利用してデータのアップロードを行っていたのですが、最近サイトのメンテをしようとしたところ「突然FTPがつながらなくなる」という事態に遭遇しましたので自分的覚書メモです。
FTPがつながらなくなったので色々試してみた
ちなみにWebSitesの頃に作ったWebサイトですが、WebAppsに変更するための作業は全く必要無かったです。(カスタムドメインもBLOBストレージも現在安定稼働)
WebAppsになってから追加になった機能である「リソースグループ」も自動でデフォルトのグループ(「Default-Web-JapanWest」みたいな感じ)に割り振られています。
1.まずはFTPクライアントの設定をやり直してみる
FTPクライアント(FileZilla使用)の設定が壊れている場合も考えられるので設定しなおしてみました。
FTPの設定に必要な情報は[設定] > [プロパティ]から確認できます。
これでも接続できず…どうもFTPクライアント問題ではなさそう。
2.パスワードを再発行する
もしかするとパスワードが間違っているのかも?ということで、パスワードを再設定しました。
パスワードの再設定は[設定] > [デプロイ資格情報]で変更できます。
変更後は忘れずに上部の「保存」をクリック。(クリックしないと変更が反映されません)
注意するポイントとしては、ココでパスワードを変更すると「Microsoft Azureアカウントに関連付けられているすべてのサブスクリプション」のパスワード設定が変更になります。
これ、気づかないと結構焦りますw(以前地味にハマった)
このあと、FTPクライアントで新規設定を作成してみたのですが、やはりつながらず…。
3.WebAppsを再起動
FTPクライアント側で変更後のパスワードでもダメ、旧パスワードを設定してもダメ…となったので、WebAppsを「再起動」。
さすがに再起動するとキチンとFTP接続できました。
Azure WebAppsへのデータアップロードはFTPに慣れてる人はkuduがおすすめ
これらの流れを踏まえて、「Azure WebAppsのFTP操作はちょっと不安定かも」というツイートをしてみたのですが、このようなレスをいただき…。
@nori790822 FTPはどうしても必要でなければ使わずにWebDeployかkuduでのデプロイをお勧めします。FTPは危険すぎます
— 帝国兵 (@superriver) May 5, 2016
@superriver さん、助言本当にありがとうございました!
個人的な意見として、FTPで慣れているWebな人はkuduの方が操作的に使いやすく馴染めるかと思います。
Git使いこなしてるぜ!な方は、ぜひGitでw
kuduについておさらい
以前記事を書いてますので、こちらも参考にされてみてください。
https://zuvuyalink.net/nrjlog/archives/2518
現在はAzureポータルの[ツール]からkuduを利用できます。
zipファイルを解凍しながらアップロード
kuduはコマンドでzipファイルを解凍することもできますが、図中の青い部分にzipファイルをドラッグ&ドロップすると解凍しながらアップロードできるので便利です!
該当フォルダをzipファイル化してダウンロードする
「siteフォルダの中身だけ丸ごと」とか「WordPressが入っているフォルダだけ丸ごと」とか、バックアップ機能を使うまでもないけど、一部分だけzipファイルなどでまとめてデータのDLがしたい場合があると思います。
これもkuduであればサクッとできました。
赤枠部分をクリックするだけ。以上。
コマンドがわからなくてもzipファイル化してDLできますし、しかもデータ落ちてくるのがFTPと比べるとメッチャ早いw
FTP経由のときはすごく時間かかかるし、たまに接続切れてDL失敗してるファイルあるし…みたいな状況がだったのですけど。
…これに気付かなかったとき、@morita92hiro さんにコマンド打って圧縮ファイル作ってもらいました…。(その節はありがとうございました!!)
最後に
FTPは手軽に使えてよい部分もありますが、Azure WebAppsでサイト制作する場合はkudu使った方が楽だなと改めて思いましたのでオススメしておきます!
(ファイルのアップロードも「ドラッグ&ドロップ」でできます)
個人的には、フォルダをサクッとzip化してDownloadできるのが便利だなぁと。
今後はFTPは極力使わず、kuduやGitを使っていこうと思います。